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直方市・下境「もちだんご村MALL」8年の歳月をかけて完成!もちだんご村モール誕生秘話。

2023.10.18


今年7月にオープンし話題を呼んでいる「もちだんご村モール」。なぜもち吉がモールを? という素朴な疑問から、今後の展望まで開発プロジェクトを担ったお三方に話を伺いました。


右から、地域・店舗開発室 営業本部長 村上秀樹さん、開発部 地域開発室 係長 花田さん、開発部 地域開発室 係長 中川さん

「この一帯を人が集まる地域にしたいという先代社長の夢があって、そのために本社周辺の土地を40年前から徐々に購入して準備をしていたんです。総計20万坪ほどになっていて、これまでも土地を活かして大相撲巡業・直方場所を開催したりと地域の賑わいづくりのために活用してきました」と村上さん。

今回はその中の4万坪を用い、バイパスからの導入道路開通も行うなど国内でも類を見ないほど壮大な複合開発を実施。日本全国の店舗開発に長年携わってきた村上さんでも「無理かも…」と計画変更を検討したことが何度もあったようで、その道のりはさながら日曜劇場のように山あり谷あり。不可能と思われた規制や要件を粘り強く乗り越え、8年の歳月をかけて理想通りの形にたどり着いたそう。

それでも「モールはあくまでもちだんご村の一部」だという村上さん。「本社工場の新設や移転後の旧工場跡地の活用など、もちだんご村はさらに進化を続けていく予定です。まだまだ構想段階ですが公園や、食のテーマパークのようなもの、新しい本店は今よりさらに別次元のものを目指さないとですね」とのこと。た、楽しみすぎる…!



「(入社時に)おせんべいを作るのは想像できましたけど、道やまちをつくる日が来るとは思いませんでした」と笑顔で語ってくれたのは同プロジェクトチームの中川さん。「私は直方出身で、花田係長は田川出身。生まれ育ったまちに携わるのは、大きなやりがいを感じます」。ともに店舗の営業から、この8年の間に地域開発室へ。「魅力的な場に人が集まって、そこにまた新しいお店や場ができて…と良い循環が生まれる起点にもちだんご村がなることが理想です」。先代・森田長吉さんが描いた夢の具現化は、まだまだこれから。バトンはしっかりと繋がれていて、今後いっそう目が離せない。



【もちだんご村MALL】
直方市下境880-1
0949-22-6311
ショップページはこちら
 

この記事を書いた人

ババケンタ

チクスキ(推定)4代目編集長です。田川・猪国に暮らしています。長崎〜北九州〜岡山〜東京を経て田川に移住しました。学生時代は小倉競馬場がキャンパスの眼の前にあったにも関わらず、公営ギャンブルの類には一切手を出さなかったという強靭なメンタルを持ち合わせています。

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